「新しき民」 上映会
先日の上映会、お越しいただいた方々
ありがとうございました。
つきのわで初めての上映会、至らぬ点もありましたが
作品に助けられ、また、トークをしてくださった
山崎樹一郎監督に中垣直久さん
そしてお客様のお蔭さまをもちまして無事に終えることができました。
今回の映画会、実は初めてということもありかなりあれこれと思案して進めた会でもありました。終わってみて、新しき民という作品を上映することにかなり意義があったとひしひしと感じています。
監督と中垣さんのトークからも気づきに溢れていました
中でも印象的だったのは、「13年前の福島の件を受けて作ったという経緯がある」という話。
300年前の痛ましい一揆。 13年前の痛ましい事故。
その視点から映画を見ることで、10年前の映画を「今」みるということの意義も大きかったと思います。
お二人の淡々とお話しされる中にすごく大切なことが散りばめられていて、直接お話を伺う貴重な機会を噛み締めておりました。
監督、中垣さん、遠路はるばる本当にありがとうございました。
それから、お客様の感想をにもハッとさせられることが多かったです。
みなさんが伝えてくださる言葉、感じていたこと、そこに豊かさが垣間見え
なんとも嬉しい瞬間でした。
上映後に自然と輪になって感想が飛び交っている間じゅう、私たちは場所に、人に恵まれたのだなとしみじみ感じていました。
「山の話を、山あいで上映するのはなんだかとてもいいのでは」とぼうっと考えていましたが、蓋を開けてみるとまさに自然と近いところで暮らす人、例えば木こりの人、大工仕事をする人、陶芸に携わる人....自然の恩恵と隣り合わせの人々 そういう方が図らずもたくさん見ていただいていました。そんなところもすごくありがたいことでした。
それぞれが育てた豊かな感性の土壌に、新しき民というまた豊かな作品が染み込んでいったように感じています。
なんだか長くなってしまいましたが、
300年前の一揆のお話は、見てくださった方の中にどう入っていったでしょうか。
見ていただいた方に感想をお伺いしたところ
「こういう作品を地道でも、地味でも、発表し続けなくてはいけないんだよ」
との言葉をいただきました。
またいつか、開催できたらと思います。
監督、中垣さん、そしてお客さま。素晴らしい機会をありがとうございました。
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